本記事は、2026年5月12日に米国本社のNewsRoomに掲載された「VECTORWORKS REDEFINES THE SKETCH-TO-BIM WORKFLOW WITH MORPHOLIO TRACE INTEGRATION」の完訳です。日本独自の加筆、修正を含みます。
Vectorworks 2026 Update 6で提供された、新しいMorpholio Traceとの連携機能により、iPad・iPhoneでのスケッチがVectorworksに直接連携されます。
グローバルなデザインとBIMソフトウェアプロバイダーであるVectorworks, Inc.は、同社の製品ポートフォリオに新たに加わったMorpholio Traceとの新たな連携機能をリリースしました。これにより、iPad・iPhoneでのフリーハンドスケッチがVectorworksの設計ワークフローに直接連携されます。スケッチと精密なモデルやドキュメントとの往来は、あらゆる設計ワークフローの中心となるため、この連携機能により、ユーザーはiPad・iPhone上で平面図やその他の図面に自由にスケッチを行いながら、そのアイデアをVectorworksに直接反映させることができます。
この新しいTrace連携機能は、描画、トレース、スケッチが、デザイナーの思考、アイデアの探求、そしてアイデアの伝達において依然として中心的な役割を果たしているという、市場で実証済みの事実を反映したものです。iPad・iPhone上のTraceとデスクトップ上のVectorworksを連携させることで、デザイナーは、創造性を途切れさせることなく、手描きスケッチの即応性と、BIMおよびCADモデルの高度な機能との間をより自然に往来できるようになります。
Vectorworks Product PlannerであるIskra Nikolova氏は「この連携により、スケッチの力とBIMの精度を、これまで以上に密接に結びつけることができます。図面やスケッチは、Vectorworks Cloud Servicesを通じて双方向にシームレスに移動するようになりました。デザイナーはVectorworksから始めてTraceでスケッチしたり、Traceから始めてそのアイデアをVectorworksに取り込んだりすることができ、余分な手順や摩擦のない、流動的で柔軟なクリエイティブプロセスを実現します。Vectorworks 2026 Update 6におけるこの連携機能のリリースは、デザインの技法を尊重しつつ、接続性とモバイル対応に優れたワークフローを実現するという当社の取り組みにおける、新たなマイルストーンとなります」と述べています。
新しい連携機能の中核となるのは、VectorworksとTraceを直接つなぐ組み込み型の接続です。デザイナーは「Morpholio Traceへの取り出し」コマンドを使用して、Vectorworksから選択したシートレイヤ、ビューポートや3Dモデルを、縮尺を正確に保ったままクラウド内の専用フォルダへ送信し、Traceからそのファイルにアクセスし取り込みができます。取り込んだ平面図やその他の図面に自由にスケッチを行い、準備が整ったら「Morpholio Traceからの取り込み」コマンドによって、そのスケッチをPDF、画像またはベクトルデータのDXFとしてVectorworksファイルに戻すことができます。手作業でのやり取りが不要になるため、創造的な流れを止めることなく、すべてのデータを同期した状態に保てます。
手描きスケッチとBIMの間をシームレスに行き来できるこのワークフローは、プロジェクトのあらゆる段階でチームを支援します。初期のコンセプトデザインでは、縮尺やジオメトリとの連携を保ったまま、Trace上で複数の案やオーバーレイを素早く検討できます。プロジェクトが進行するにつれ、同じワークフローがクライアントへのプレゼンテーション、レビュー時のマークアップ、Vectorworksモデルと直接連動する調整用スケッチにも活用できます。その結果、最初のアイデアから詳細設計・図面作成まで、より流動的で表現力豊かな、効率的なプロセスが実現します。
Vectorworks Director of Marketing(クラウド&モバイル担当)であり、Morpholioの共同創設者であるAnna Kenoff氏は「Morpholio Traceは、描画の喜びと即時性を保ちつつ、アイデアを現実へと導くツールと結びつけるために開発されました。Vectorworksと直接統合することで、デザイナーはiPadでのスケッチから、高度なBIMやCAD環境での作業へとシームレスに移行できるようになります。これは、デザインプロセスの中心にスケッチやマークアップを据えつつ、あらゆるアイデアを正確に発展させ、実現できるようにする手段です」と述べています。
この新しい連携機能は、現在提供中のVectorworks 2026 Update 6を通じてご利用いただけます。Vectorworks 2026ご利用中のお客様がUpdate 6をインストールするには、Vectorworksメニュー(Mac)またはヘルプメニュー(Windows)から「アップデータを確認」を選択してください。
Vectorworks 2026と新しいMorpholio Traceとの連携機能や最新の機能をすべて体験するには、無料で7日間使用いただけるVectorworks評価版をお申し込みいただき、さらに、Apple App StoreからiPadおよびiPhone用のMorpholio Traceをダウンロードしてください。
2011年、4人の建築家によって設立された Morpholio は、「手描きはデジタル化が進む設計プロセスにおいても不可欠である」という理念のもとに誕生しました。彼らは iPad と Apple Pencil を通じて、デザイン領域における新たな創造の潮流を切り開くことを目指しました。現在では世界各国にユーザーコミュニティーを広げ、数多くの「Best Apps」リストに選出されるなど、高い評価を受けています。
Morpholio の iPad・iPhone 向けアプリには、スケッチや製図のための「Trace」、ムードボードやデザインボード作成のための「Board」、そしてデジタルスケッチブック「Journal」などが含まれ、創造プロセスをより直感的かつ魅力的に支援しています。
2026年には、Morpholio が Vectorworks ファミリーの一員となり、モバイルデザインツール群と、CAD・BIM テクノロジーのリーディングカンパニーである Vectorworks の専門的ソリューションが融合しました。これにより、創造性を重視するデザイナーに対し、構想から実現までをシームレスにサポートする新たな体験が提供されています。
創業当初から変わらぬ使命は、すべてのデザイナーが、スケッチから現実の形へと発想を具現化できるよう支援することです。Morpholio は、創造性と革新性を引き出す直感的なツールを今後も提供し続けます。
Vectorworks, Inc.は、建築・建設およびエンタテインメント業界のデザイナーが創造性を損なうことなくコンセプトから最終成果物までを円滑に支援する、設計およびBIMソフトウェアを開発しています。
この統合プラットフォームは、3Dモデリング、BIM、ビジュアライゼーション、図面作成を単一のインターフェイスに集約しています。これにより、チームはアイデアを明確に共有し、変化するプロジェクトの要件に柔軟に対応できるほか、オープンなワークフローとインテリジェントなクラウド対応ツールを通じて、優れた体験を創出することが可能になります。
Vectorworksの製品ラインアップには、数々の賞を受賞したMorpholioアプリも含まれており、モバイルとデスクトップを横断したデザインプロセスを展開し、インスピレーションから実行に至るまでアイデアをシームレスにつなぎます。
Nemetschekグループの一員であるVectorworksは世界85カ国以上のデザイナーを支援しています。
限界のないデザインを実現する方法については、vectorworks.net をご覧いただくか、@Vectorworksをフォローしてください。
ベクターワークスジャパン株式会社はVectorworksシリーズをはじめとする、デザインおよびBIMソフトウェアプロバイダであるVectorworks, Inc.の日本法人です。2024年にNemetschekグループの一員となり、建築、インテリア・内装、都市計画、造園、エンタテインメントなどの幅広い分野で、デザイナーの想いを形にする設計環境の提供と支援を続けています。