「SketchUpとVectorworksの違い」第二弾は、作図や編集などの操作方法について解説します。 同じ形状を作成する場合でも、操作方法にそれぞれのソフトウエアの特徴があって面白いですよ!
SketchUpの作図の機能は、以下のVectorworksのツールやコマンドに置き換えられます。

ツールの名称やアイコンの見た目もほぼ同じでわかりやすく、どちらのソフトウエアも迷うことなく作図を始められます。
Vectorworksでは、 基本 パレット右上の ユーティリティ メニューから ツールの表示方法 を切り替えることができます。

SketchUpとVectorworksで、直線や四角形などの基本的なツールの使い方はかなり似ています。 1回目のクリックで始点を決め、マウスを移動して長さや大きさを決めたら2回目のクリックをして作図します。

似ている中でも、それぞれ特徴的な操作があったり作図後の図形の状態に違いがあります。 そういった各アプリケーションの特徴について解説します。
SketchUp : 線 ツール

1. SketchUpでは直線などを作図する時と同じ 線 ツールを使用します。 まずは 環境設定 を開き、 SketchUpの環境設定 内の 描画>線描画を続ける オプションを有効にします。

2. 始点で1回目のクリックをしたら、必要な頂点の位置で続けてクリックして作図します。

3. 作図を終了する場合は esc キーを押します。 閉じた多角形を作成したい場合は、最後に始点に合わせてクリックします。

Vectorworks : 多角形 ツール

1. Vectorworksでは 多角形 ツールを使用します。 始点で1回目のクリックをしたら、必要な頂点の位置で続けてクリックして作図します。

2. 作図を終了する場合はダブルクリックをします。 閉じた多角形を作成したい場合は、最後に始点に合わせてクリックします。

Vectorworksでは、多角形の作図途中で前の頂点を変更したい場合、 delete キーを押すごとに1つずつ頂点を戻って描き直すことができます。また、 esc キーを押すと作図をキャンセルします。
SketchUp : 長方形 ツール Vectorworks : 四角形 ツール

ツール名は若干異なりますが、基本操作は同じです。
1. 長方形 / 四角形 ツールを選択します。
2. クリック-クリックで任意のサイズの四角形を作成します。

例)「横:1000mm、縦:500mm」の場合
SketchUp : 測定ボックス を使用する
1. 最初の1点目をクリックしてマウスを移動すると、画面右下の 測定ボックス に現在の寸法が表示されます。

2. 数字キーやテンキーを押すと測定ボックスに任意の寸法を入力できます。 「1000,500」と入力し、 enter キーで確定します。

Vectorworks : 生成 ダイアログを使用する
1. 四角形 ツールのアイコンをダブルクリックします。

2. 生成 ダイアログに作成する四角形のサイズ(幅:1000、高さ:500)や配置する位置を設定し、 OK します。

上の画像では、四角形の左下の角が(X:0,Y:0)に来るように設定。
3. 設定した座標かクリックした位置に四角形が作成されます。

作図後の図形の違いについて、四角形を例に見てみましょう。
SketchUp :線(エッジ)と面として、それぞれ別々で扱われる

Vectorworks :1つの四角形として、線と面がまとめて扱われる

この仕様の違いが、続いて紹介する加工や編集時の違いに大きく関係してきます。
まずは、加工や編集に使用するツールを見比べてみましょう。

SketchUp : 選択 ツールで図形を選択後、 移動/コピー ツールで移動します。

Vectorworks : セレクション ツールで図形の選択と移動の両方を行います。

SketchUp :変形したい図形の辺を 選択 ツールで選択し、 移動 ツールで移動させて変形します。

Vectorworks : 変形 ツールを使用し、変形したい図形の頂点や辺を移動して変形します。

SketchUp :切断したい部分に 線 ツールで線を追加すると、線の位置で自動的に切断されます。

Vectorworks : 切断 ツールを使用します。ツールのモードを変更することで、点による切断や切断時に不要部分を同時に削除することも可能です。

SketchUp :前述の切断の応用で、 線がある=切断されている 状態のため、不要な線を削除します。

Vectorworks :合成したい図形を選択し、 加工>貼り合わせ を実行します。

次回は、それぞれの3Dモデリングの方法についてご紹介いたします。 お楽しみに!