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2026年6月11日  |  都市計画/造園, 建築, 内装, エンタテインメント

Vectorworks 2026 Update4リリース


Vectorworks 2026 シリーズのアップデートプログラム「Vectorworks 2026 Update 4」を公開しました。

今回のアップデートでは、インテリジェントなフェージングツール、強力なAI Visualizerエンジンの導入、そして同じ Nemetschek グループブランドである Maxon とのリアルタイムレンダリング連携が導入され、チームがプロジェクトの変化を管理し、設計意図を伝達する方法がさらに強化されます。

フェージングシステムの導入

BIM モデルに時間軸を直接埋め込む、包括的なフェージングシステムが導入されました。
既存・新設・解体・移設・仮設といったステータス条件をオブジェクトに割り当てることで、プロジェクトが複数の段階をまたいでどのように進行していくかを、精確に追跡できるようになります。

このフェージング機能はVectorworks の強力なデータ管理機能と統合され、さらにデータの可視化を活用することで、デザインレイヤやビューポートにおけるオブジェクトの表示/非表示やグラフィック表現を自動制御します。
専用の解体/撤去ツールも用意されており、クラスやレイヤ管理の煩雑さを解消し、図面ドキュメントの精確性を向上させます。

フェージング

Maxon Redshift によるリアルタイムレンダリング

Maxon から提供されるプラグイン「Redshift for Vectorworks」により、リアルタイムレンダリングを可能にします。

Vectorworks側での詳細なレンダリング設定は必要ありません。同期モードをクリックすると自動的にRedshiftが起動し、Maxon Redshiftの強力な技術で美しいレンダリングがリアルタイムに表現されます。

これにより、ワークフローが大幅にシームレスになります。

Maxon Redshift

AI Visualizerの強化

新たに導入された高性能なテクノロジーエンジンにより、精度の高いエッジ形状の表現と、色やマテリアルに対する高度な理解が組み合わさり、元のモデルやプロンプトで意図した内容に極めて忠実で高品質な画像を生成できるようになりました。

プロンプトは、センテンスで区切らなくても長い文章のまま記述が可能で、日本語での入力対応も日々進化をしています。シンプルで直感的なコマンド操作によって、ビジュアルの調整やブラッシュアップを容易に行えます。


これにより、プレゼンテーションにそのまま利用できるビジュアルを、これまでよりも短時間かつ少ない労力で作成できるようになり、実務で役立つ AI ツールへと進化しました。

AI Visualizer

そのほか、登録ビュー作成時にクラスおよびレイヤの検索やフィルタリングができるようになりました。

また、ワークシート機能が引き続き拡張され、ポイント間複製ツールではフローティングデータバーに「複製の数」フィールドが表示されるようになり、同位置図形を選択コマンドの選択ダイアログボックスに、図形のタイプに加え「前後関係」と「名前」が表示されるようになりました。

各専門分野向けの新機能

主力機能に加え、Vectorworks 2026 Update 4 では、建築・ランドスケープ・エンタテインメントなど各分野に特化した一連の改善が導入され、精度と図面の信頼性向上に貢献します。

 

建築

ワークフロー全体にわたり、より優れたコラボレーションと図書化における信頼性の高いデータを提供します。

線形材料ツールのサイズ変更コントロール

詳細ツールセットパレットの線形材料ツールでは、種類が「石膏/しっくい」の線形材料について縮尺追従の表面の変化量の長さと厚みを制御できるようになりました。

 

このほか、IFC および DWG ワークフローにおけるファイル変換精度が向上し、ドアや窓、壁構成要素の処理およびレンダリングも改善されました。また、構造材断面のH形鋼に外法一定が、角形鋼管にBCR、BCPが追加されました。
コンテンツ面では、Koncept 社のテーブルランプ、フロアランプ、ブラケット(壁付け)ランプ、シーリングランプが新たに追加され、さらに Banker Wire 社の建築用メタルワイヤーメッシュテクスチャも拡充されています。

 

ランドスケープ

より高度な制御と優れたパフォーマンスを提供し、設計案をより明確に比較してサステナブルデザインを容易に組み込むことができます。

エンボディドカーボン分析とサステナビリティ

エンボディドカーボンに関連するデータをワークフローに直接埋め込むことで、より早い段階から環境影響を評価できるようになります。
新しいカテゴリビューにコンセプトおよび計画カテゴリが表示され、マテリアルと検索条件の管理の煩わしさから解放されます。

 

また、植栽スタイルマネージャのデータの可視化とカテゴリ管理の強化により、複雑な植栽情報の操作も容易になったほか、ランドスケープエリアツールの新しい生け垣モードで、生け垣を作成できるようになりました。

 

エンタテインメント

ナンバリングやデバイス管理ツールが改善され、プロジェクトをより精確に計画し可視化できるよう、継続的な取り組みを反映しています。

Showcaseのレンダリング改善

Showcase レンダリングスタイルのワークフローが改善され、時間短縮を目的としたインターフェイスの改良が行われています。
Showcase パレットに新たにShowcaseレンダリングスタイルの設定が追加され、好みの表現をより簡単に設定し管理できるようになりました。

また、ほかのレンダリングスタイル編集ダイアログと統合され、より一貫性があり直感的なワークフローを実現することで、セットアップ作業ではなく設計そのものに集中しやすい環境を提供します。

 

このほか、ケーブルツールに電源やジャンパー、マルチ、データケーブルを選択するモードが追加されました。リソースセレクタから関連するケーブルスタイルを選択できます。照明用番号付けコマンドでは方向パターンを視覚的に選択したり、指定した文字を除外することができるようになりました。また、新たに照明器具をデフォルトでONまたはOFFの状態で挿入できる設定が追加されました。

 

定期的なアップデートにより、ソフトウェアの最新機能と最高のパフォーマンスを維持します。また、いくつかの不具合が修正されます。

Vectorworks 2026をお使いの方は、ぜひ最新版へのアップデートを行ってください。

Update 4 での改善情報

アップデート手順や、主な改善内容などについては、Vectorworks 2026 日本語版 Update リリースノートをご確認ください。

2026 リリースノート